お互い様ですから

皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ようやく暑くない日も、ぼちぼち出てきましたね。

 

・・・ようやく、うちの歯科医院も7年目を迎え、理念もおかげさまで浸透して参りましたようで、

それに賛同いただける患者さんが常連となって、落ち着いてまいりました。

 

さて、その基本的な理念ですが、「緊急性のあるところは別として、ただやみくもにつめるかぶせるのではなく、

多少誤解されようが、きちっと縁上、縁下の歯石を取るという歯周病治療を(並行して)行い、

お口の中が落ち着いた状態で、(長持ちが見込める状態)良いモノをオススメして長くご自分の歯でかんでいただく」

という理念です。

 

なので、このブログでも繰り返し繰り返しお話ししていますが、

①ひきのばして歯石をとっているわけでもない

②歯石を何回にも分けてとるのは別に普通

このあたりがどうしてもいやな方。ただの無知なのです。そもそも歯石は2種類あるのですから。

 

ここまで歯科医院が乱立していると、正しい治療方針(結局は患者さんのため、末永く自分の歯でかめる)

よりも、便利屋のように「患者さんに都合のいいようになんでもいう事を聞く」ほうが良いと誤解される場合が

あります。そこはプロなので、おそらく大方のちゃんとやっている先生方は、気にもとめないと思います。

わたしも気にしないようにしています。

 

さて、皆さん。このカスタマーハラスメントなどが叫ばれる時代。あなたが歯科医院を経営していて、

次のような患者さんが来たらどう思いますか?想像してみてください。

 

初診(はじめてきた)時、70歳男性。「うん。引っ越してきて歯医者をさがしてるんだよな。

安くていい治療やってるところを探してるんだよ。」とのこと。

問診表を見ると、会社役員と書いてある。べつに役員なんて書かなくてもいいのに。

 

私が状態や治療の説明。歯科衛生士が歯石取りの段取りの説明。これも普通の人の3倍くらいの

時間をかけて(何回も同じ質問をするし、まるで時間制限などあるいは他の人など誰もいないかのごとく

のふるまいをしていらしゃるので)ていねいにゆっくりとかみくだくように説明さしあげた。

 

2回目。約束の時間になっても来ない。

電話をすると、数回でなかったあと、電話があり、「あはははは。忘れてたよ。今日の午後4時ならいけるわ。」

 

・・・午後4時。あらわれない。

電話がなる。「用があるのでいけなくなった。明日の11時ならいけるんだが」

「明日は祝日で繁忙期なので、あなたの枠をとったらその時間は他の方をことわっているので、来てくださいね。」と念押し。

 

・・・・本日祝日。来ない。11時に連絡があり、「いけなくなった」とのこと。

3連続キャンセル。

しかも、直前や、過ぎてから。連絡無しも含む。しかも、反省の弁もなく、

当たり前の事務的な用件かのように伝えてくる。

 

あまりにも、自己中心的すぎませんか???

 

長く役員になるまで社会人として、何を学んでどういきてきたのでしょうね。恥ずかしい人です。

「うちでは、診られません。」と出入り禁止にしました。院内に通達しました。

 

・・・このように、勘違いしているあまりにもオカシイ人には、こちらも容赦しません。

お互い様です。ほとんどいませんが、まだたまにいるのが現状です。

きちんとした人には、こちらもきちんと寄り添い、責任をもってしっかり拝見します。

あしからず。では、ごきげんよう。

8/10.11.12.13休診します

8/10(日)、11(月)、12(火)、13(水)休診いたします。

8/14(木)より通常通り診療いたします。

治療中断、歯石取り中断はすごろくのふりだしに戻ると同じ

皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

暑い日もでてきましたね。

 

さて、今回は何回も何回も同じお話しで大変恐縮ですが、いまだに質問を受けるので書きます。

「保険診療において、かぶせものやつめものをする場合、まず歯周病の治療からするのが原則」

です。

つまり、歯がグラグラだったり、歯周病や歯肉炎で歯茎がぶよぶよだったり腫れていたり、

その状態でつめたりかぶせたりしても正確にも治療できないし、歯石をそのままに上からはさみこんでしまったり、

接着もうまくいかないなど、問題だらけです。

 

「歯医者は通院させるための回数かせぎとしてオソウジをする」

こうどうしても思い込んでいる人、説明しても分からない人は一定数います。

はっきりいってそういう人は、自ら健康になるチャンスを逸しているのですから、残念としかいいようがありません。

 

自分だけの問題ならまだしも、こちらに自己主張をおしつけてくる患者さんもいます。

なにか飲食店で、自分好みのメニューにする癖でもついているのでしょうか。

 

そんな勘違いしている方は、歯石マシマシの炎症ダクダクで、長生きできません。

糖尿病や動脈硬化との関連もはっきりと証明されているのですから。

 

・・・一方、とてもまじめに歯石取りに通われているかたもいます。

そういう方は、なにもずっと続くわけではなく、歯ブラシ指導なども真摯にお聞きになるので、

必然的にキレイになっていき、また再度ひどく汚れることがなくなっていきます。

 

つまり、歯石とりも未来永劫つづくわけではないのです。

まず一周は、半年くらい通う場合もあるかもしれません。その後は、安定期治療といって、

メンテナンスに近いような状態です。

 

勝手に、歯石を取る治療を数年中断してしまって、歯ブラシもヘタなままなら、当然また

びっしりと、歯肉の下にもびっしりと歯石がつきます。

つまりやり直し、「ふりだしに戻る」です。

誰だってすごろくで「ふりだしに戻る」のはイヤですよね。

でも、なんだかんだと、歯石取りをいやがる人、中断する人は、(根の治療も同じです)

みずから好んで人生ゲームにおいて、「ふりだしに戻る」をサイコロを振らずに選んでいるのと同じなのです。

いい加減、気づきましょう。では、さようなら。

最近の染め出し液事情

皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

一度は子供のときにやったことがあるかもしれません。

染め出しについてです。

染め出し液は、もともとは種類が少ないものでしたが、最近は驚くほどいろいろな種類があります。

まずは家庭用と歯科医院用。

 

また、汚れの性質によって、染め出し分けるものができるもの(かなりスグレモノです)

歯磨きのクセが良く分かります。

 

さらに、アップルやグレープ、イチゴ(まだあります、興味ある方は当院まで)などのさまざまな味、においのする

染め出し液。

・・・楽しく、歯磨きを学べそうですね^^

ではまた、ごきげんよう。

健診では説明してほしいですよねぇ?

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さて、健診でみなさんがお子さんの親だとして、

歯の異常や、起こりうることはやっぱり知りたいですよね?そのための健診ですよね?

 

「癒合歯」といって、隣り合う2本の乳歯がくっついて生えてくる場合があります。

そんなにめずらしくないのですが、注意すべきことは、2点あります。

・癒合しているタテ線が虫歯になりやすいのでよくみがく

・生え変わる時、普通は2本分の大人の歯があるはずだが、1本無い場合がある

当院では、必ず、この2つは言うようにしています。何も、保護者の方を不安にさせようとしているワケではありません。

 

・・・・さて、健診にもいろいろあります。ほとんどの健診スタッフは一生懸命にやっています。

ただ、まれに、ただただ時間を早く、トラブルなく終わることだけに主眼をおいているんじゃないかというスタッフがいるのも事実です。

 

わたしが、癒合歯なので将来、歯が無いところがあるかもしれないのでかかりつけ歯科医をつくって定期的にみてもらってくださいね^^

というと、いかにもなスタッフが、保護者の方に説明している私の言葉をさえぎって会話を止めたのです!!

・・・お母さんが不安そうな顔をしていたから止めた、とのこと。不安そうな顔をしていたら、伝えるべきことは伏せておけということでしょうか?

違いますよね?どの道、そのうち知ることになるのに、「なぜ早くいってくれなかったのか」となるでしょうにねえ。

まるで少しでも音程をはずしたらこちらは沈黙するしかない、のど自慢の採点者のようなカンジのスタッフでした。

 

 

皆さま、おかしいな、と思ったらウチを受診してください。

少なくとも、

・事実

・考えられる可能性

などなど、丁寧にご説明します。見えているけどあえてスルーするなんてことはしません。既読スルーって、SNSじゃないんですよ医療は。

 

では、ごきげんよう。さようなら。