皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
ワクチンが遅いことにだんだんと糾弾がはじまりましたね。
私の周りでも、医療者でもワクチンを拒否する人がおり、さらに混迷しそうだな、と思っております。
さて、永久歯のむしばのリスクですが、例えばむしばが1本ある大人がいたとしましょう。
穴があいている状態。痛くもない。
これは、1本で痛くないのだから、リスクは低い、と考える日本人はとても多いのです。
イヤイヤ、虫歯になっちゃってますから。穴あいちゃってますから。
リスクが低い人というのは、虫歯がない人、菌が少ない人、いない人のことです。
欧米では、わざわざ有給休暇ととって、歯の検診に行く人もいます。
根本的に日本人と考え方、危機感が違うのです。
日本人は、歯が折れたり割れてしまっていても、また、そうでないケースでもよくある患者さんの誤解が、
『歯医者なんか痛くなければ行く必要はない。痛ければいく。いったら、すぐ治るはず』
というものです。この考えに凝り固まっている人は、正直歯科治療にむきません。
70代くらいになって歯周病などで次々と歯を失って、はじめて歯医者がいっていたことが大げさではなかった、と痛感するのです。
転ばぬ先の杖です。予防、治療、検診。早め早めが一番です。
では、今日はこのへんで。ごきげんよう。