ムシバシシュウビョウ菌、コロナだから待ってくれるってよ

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

 

町田はこないだの土日、駅前は人があふれていましたね。

昨年4月の緊急事態宣言とは、まったく異なっている印象を受けました。

さて、どうなるか。答え合わせは2週後ですね。

 

・・・最近増えている患者さんの傾向をお話ししますと、

「コロナで受診を控えていたので、中断していて再開したい」

という方です。状況が良いまたは変わっていないという大丈夫な方もいます。

 

しかし、残念ながら、根の治療を中断したせいで歯が割れたり、ウミが悪化して

肥大化して抜歯の適応になってしまったり、歯周病を放置してグラつきはじめてしまったり。

もとに戻らない「悪化状態」「不可逆状態(元に戻らない状態)」にある人も多いです。

 

コロナで、不要不急の受診を控えるのは、確かに理にかなっているように見えます。

それはそれとして、歯科医院は感染対策をきちんとやっていて、歯科医院のクラスターはほぼないと大阪の吉村知事も注目しているワケです。きちんと節目まで通うほうが正しいと私は考えています。

 

ここで、皆さまに声を大にしておたずねします。

 

ムシバ菌や歯周病菌は、新型コロナウィルスが終息するまで、わたしたち人間のために、

悪さをするのを、お行儀良く待っていてくれるのでしょうか???

 

・・・まってくれるワケがありません。むしろ口腔内の状況がわるければ、ウィルスにとっても住みやすくなる可能性さえあります。

また、逆説的にいうと、コロナ禍の中でも、きちんと通っていらっしゃるかたは、なぜ通われていたのでしょうか。上記、菌は待ってくれない。歯を失うことの怖さを理解されているからです。だからいらっしゃるのです。そういう方だって、本当は家にいたかったはずです。

 

残念ながら、いくらコロナ禍でも、受診をしなかったのは、その人、そのおのおのの人格の決断であり、

完全に自己責任です。自己責任、自己選択。

「コロナだったから来られなかった。だからなんとかならないか?」

 

・・・なりません。現状でのベストは尽くせますが、時間は巻き戻せません。

わたしたち歯科医は、神様でも魔法使いでもありません。

 

当院に継続通院していた方には、なるべく歯石とりの重要性もお話ししていました。

歯石とりというと軽く聞こえますが、感染症を食い止めるための、歯周病の治療です!

・・きちんといらしていた方は、もちろん大丈夫ですし、責任もって継続診療致します。^^

また、歯科医院が本当に感染の巣窟でヤバい場所だったら、政府から休業要請が来るでしょう。

一切きていませんからね。それだけでも分かりそうなもんです。

 

当院でも、深いところの歯石(縁下歯石)とりを4回から6回にわけていますが、超超超真面目に、しっかり通っている方のほうが多いです。わたしや衛生士さんの話が、無事、通じていると、ホッとしています。平たく言うと、理解できるかできないかの問題ではないでしょうか。

最近歯ぐきが引き締まってきましたね~^^ これなら安心ですね~^^

雰囲気もよいです。みなさま、歯は大事です。それこそ、よーーーく考えましょう。

では、ごきげんよう。

 

 

 

 

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