勇気 、 素直

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

暑いですね~ 陽射しも暑い。地面の照り返しも暑い。ふぅ。アイスの訪問販売ってないのかなあ。

 

当院でも熱中症に気をつけよう、とのポスターを貼っていますが、水分補給は大事ですね。

ミネラルも補給できる某ポ○リスウェットの会社は、長時間手術で疲れたお医者さんが点滴をガブ飲みしているのを見てポ○リスウェット商品アイデアを思いついたとか。すごいですね。

熱中症対策として、やはり就寝時はエアコンを少し涼しいくらい、(男性25度、女性27度)がいいらしいのですが、

皆さま、それって受け入れられますでしょうか???

 

長年エアコンをつける習慣がなかった方や、28度以上や、途中で夜エアコンを切ってしまうのがちょうどいいと経験的に信じ込んでいる人に対して、命の危険があるからといっても、なかなか受け入れてもらえないだろうなあ、と感じました。

「昔なんか扇風機しかなかったし、窓を開けて寝てた。なんでもないよ。」というお声が聞こえてきそうです。

でも、その時より地球の温度、上がっていませんか??

 

人によっては、いくら正しいと主張しても、のどがいたい、眠れない、いろいろな理由から、否定してくるのではないでしょうか。でも、熱中症については、それでも上記の温度が正しいということなのだと思います。

 

習慣とはおそろしいものです。盲目です。思考停止です。ルーチン化です。

いつの時代も、何才になっても、やはりフラットに、素直に人や専門家の意見をきく耳を持つ、

もしかして正しいのかも、自分が間違っていたと思ったら、みとめる勇気を持つ。難しいですねぇ。

 

勇気、そして素直。これぞ最強でしょうか。

 

歯科の患者様でもそういう事例は山ほどあります。

・「自分はムシバになったことがないから、歯医者など縁がない。必要ない。」

ムシバの菌と歯周病の菌は違う菌なんですね。。。ムシバが一本もなくても、歯周病で次々と歯が抜けてしまうかもしれません。

やはり検診やクリーニングは必要なんです。

 

・「この入れ歯、30年使ってる。なんでもかめるよ。」

歯グキは必ず少しはやせたり変化があります。実はあっていないのに、道具としての入れ歯に慣れて、使いこなしているだけです。使いこなしているのはすごいですが。健康とは限りません。傷になっていてもかたくなってしまっているだけかもしれません。食べかすのつまりがすごいかもしれません。

 

・「歯石とりで麻酔???きいたことない。麻酔なんかしてとったことないよ。おかしいんじゃないの?」

縁下歯石といって、歯グキの中にある、ある程度すすんだ歯周病の治療としての歯石とりは、麻酔しないと痛くてしっかりとれない場合が多々あります。それどころか、ふつうの歯石とりでも、麻酔することは別に変とかおかしいとかではありません。保険でもみとめられています。

 

・・・枚挙にいとまなし、です。

 

じゃあ、オマエはどうなんだ、というお言葉をいただきそうなので・・・

 

・「国家試験的には、歯科医療の治療方針は、証拠や統計に基づいた文献に基づく治療をすべきで、自分の経験や先輩や友人の意見に左右されて治療方針を決めるべきではない。経験則に基づいてはいけない。それは正しい医療とは言えない」

実は、自分の経験に基づいた医療(DBM)や、先輩の意見に基づいた治療は、国家試験的には×!バツ!なんです。

でも、つい経験に基づいちゃいますよね・・・文献文献。でもあまり頭でっかちでもねぇ。どうでしょうか。

各分野の治療のガイドラインを定期的にチェックするのは、絶対必要ですがね。

 

・・・自分も、勇気と素直。なるべく頑張ります。

では今日はこのへんで。ごきげんよう。

 

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