本当は怖い無断キャンセル

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

また極端に暑い日が続きますね~。

 

今日は、『キャンセルをされるなら、連絡を事前に下さい』というお話しです。

当院も予約制なので、連絡なくキャンセルの方は、やはり非常に困ります。

(いわゆる無断キャンセル、通称ムキャン)

3回通算ムキャンの方は、予約をとれない、など、対策している歯科医院も多いです。

明朗明快なルールで、わかりやすいですよね。当院では、これといったペナルティは表向きは、ありません。

でもあまりそういう方が多いと、3回ルールを導入するかもわかりません。

 

・・・もともと、学校では、「患者教育」という概念を教わります。

生活習慣も含めて、口腔内環境、ひいては全身の環境が良くなるように、継続的な受診を促す、というものです。

・・ではなぜ、うっかりムキャンをしてしまうのでしょうか。そもそも、歯医者に限らず、飲食店、旅行社、美容院、不動産屋、車屋、習い事などなど、なんでもかんでも、その人の性質としてだらしなく、ムキャンに対して抵抗がない、また、わるいと思っていても、何歳になっても、そのクセは治らない、なかば病気のような状態です。こういう人に、やれ「患者教育」だ「ペナルティ」だといって、果たして改善が見込めるでしょうか?

わたしは、大人に口うるさく言っても、なおる見込みは薄いと思っています。

 

いつもムキャンばかりのひとが、「しっかりなおしたい。何回かかるのか。こういう順番はどうか。」

こんな提案をしてきたとして、あなたならどう思いますか?

「この人は、ムキャンばかりなのに、何を言っているんだろう。まず、ちゃんと来るかもわからないのに」

こう思ってしまいますよね。

 

つまり、非常識な無断キャンセルは、それ以降、やる気や意気込みを疑われ、いくら痛い、急いでいる、といっても、本気にされないかもしれませんよ、ということです。オオカミ少年状態です。

「ならなぜもっとちゃんと来ないの?」とツッコまれてしまいます。

 

キャンセルをするなといっているのではないのです。

連絡をください、といっているだけなのです。

 

・・逆も言えます。

皆さまが歯科医だと立場を逆にして考えてみてください。

いつも時間通りキチンキチンといらっしゃる人。保険診療も自費診療も関係ありません。

ものすごくキチンといらっしゃって、キャンセルのときは早めに必ず連絡をいただける人。

このような患者様こそが、こちらも責任をもって、しっかり拝見したいと、心の底から思うような方です。

たぶんどんな職種でも同じなのではないでしょうか。

 

では今日はこのへんで。ごきげんよう。

 

 

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