皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
なかなかコロナもおさまりませんね・・当院もパーテーション工事やら
フェイスシールドやら口腔外バキュームやら、さらにタービン購入やら、やるべきことは粛々とやっておりますが、
予約外で飛び込みの方がいらした場合、医療機関は原則断れません。それが度が過ぎると密になります。
密はいけません。
ではあらかじめスカスカの状況にすると、患者さんが予約をとりにくくなかなか治療がすすまなくなってしまう。
まるで「答えのないパズル」のようです。それでも、ベストを求めて日々頭を絞るしかありません。ふぅ。
・・そんなとき、やはり頼りになるのは先輩、先人です。
コロナ関係の医療機関向けの器具や設備の補助のことにはじまり、歯科医師会の先生方はいろいろと教えてくださいます。私なんぞにも優しく助言してくださり、本当に感謝しております。入会して良かったです。
入るのを迷っている先生や、入らないと決めている先生は、入った方が良いと思いますよ。
損得だけで考えたとしても、得のが多いと思います。
歯医者の世界は、昔かたぎの職人さんの世界に似て、技は教えてもらえない、見てぬすめ、自分で痛い思いをして考えろという部分も確かにあると思いますが、最近の風潮でしょうか、思った以上に、かなり年の離れた先生も優しいです。
将棋の世界では、若い藤井七段に、何でも食事を選びやすいように渡辺棋聖が一番高いのを頼んだり、藤井さんが御手洗いにたったときには、藤井さんの残り時間が少なくても指さなかったり。大人の気遣いがすごい。
木村王位は、封じ手の流儀を、優しく、そっと藤井七段に教えてあげたり。愛にあふれています。
・・勝負事ですよ?しかも人生を左右する大勝負ですよ???
今はこういう時代なのでしょうか。とても優しい。本筋の将棋のみで、純粋に勝負しようという風土が素晴らしく、そういった世の中の潮流なのかな、と感じています。
・・・昔のエピソードを見ると、将棋では、相手が熱いようにわざとストーブを相手に向けたり。
野球では、ケガの情報がマスコミに漏れると、先発のコマ不足がわかってしまうから、ファンサービスは一切しないが勝利至上主義で情報統制を敷くとか。サインを盗んででも勝つとか。相手のプライベートを耳元で囁くとか。
そういう時代ではなく、純粋に本線のみで、気持ち良く切磋琢磨する。それが、令和の時代なのでしょうか。
背景には、SNSなどの存在も大きいのでしょうか。ツッコミを受けるポイントがあれば、すぐに批判される。
そういうことも関係しているのかもしれません。歴史は繰り返す、って本当?とさえ思います。
・・ではみなさん、ごきげんよう。